JR牟岐線の新駅設置事業を停止 県が発表

県立ホールの建設にあわせて検討されていたJR牟岐線の新駅の設置について徳島県は事業を停止することを発表しました。

今後については、県立ホールの見直しの結果が出たあとに判断することにしています。

徳島県は徳島市役所そばに整備が計画されている県立ホールへのアクセスを向上しようとうJR牟岐線の徳島駅と阿波富田駅の間で新駅の設置を検討していました。

これについて県は、県立ホールの計画の見直しの議論が進んでいることから、JR四国と締結した協定に基づく詳細な設計業務を一旦やめ、新駅の設置にむけた事業を停止することを発表しました。

精算額はおよそ218万円で、徳島県は今後については、県立ホール見直しの結果を受けて設置するかどうか判断していきたいとしています。

新駅の設置をめぐっては後藤田知事がことし6月に開かれた県議会で「選挙戦を通じて、県民から『徳島駅と新駅の距離が近い』といった声を多くいただいた」などとして中止を明言していました。