高校生がパラスポーツ楽しみながら障害への理解深める 徳島

パラスポーツを楽しみながら障害への理解を深めてもらおうという催しが徳島市で開かれ、県内の高校生が参加しました。

四国大学短期大学部が徳島市で開いた催しには、応募した高校生14人が参加しました。

参加者は、パラスポーツの球技、ボッチャのルールを教わったあとチームに分かれて対戦し、赤と青のボールを投げ合って白い的球にどれだけ近づけられるかを競いました。

また、5メートル先の輪に向かってディスクを投げるフライングディスクでは、輪の中をディスクが通り抜けると拍手や歓声があがっていました。

このほか車いすの体験会も行われ、介助する側とされる側の2人1組になると、用意された段差を超えるために参加者どうしで声をかけあう姿も見られました。

参加した高校3年生は「ボッチャは戦略的に考えることが多くテレビで見るより難しかった。車いすの介助を体験して相手の気持ちに寄り添い考えることが大切だと思った」と話していました。

四国大学短期大学部人間健康科の小倉和也教授は「障害のあるなしに関わらずスポーツを通じて共に歩んでいけるような社会を作ることの大切さを実感してくれたと思う」と話していました。