生け花の腕前競う「花の甲子園」四国大会 徳島北高校が優勝

高校生が生け花の腕前を競う「花の甲子園」の四国大会が徳島市で開かれ、徳島北高校が優勝し、全国大会に出場することになりました。

「花の甲子園」は、京都の華道の流派「池坊」が、生け花を学ぶ高校生たちの活躍の場を作って華道の文化を伝えようと毎年開いています。

徳島市で開かれた四国大会には、徳島、香川、高知からあわせて5つの高校が参加しました。

大会では、生徒たちが3人1組となり、それぞれの学校が持ち寄った草花のほか、ヤツデやヒマワリなど合わせて15種類の草花を使って、30分以内に生け花の作品を作ります。

高校生たちは、高さや奥行き、色合いを調節しながら作品を仕上げ、審査員などに作品のねらいを説明しました。

審査の結果、徳島北高校が優勝し、ことし11月に京都市で開かれる全国大会に出場することになりました。

徳島北高校2年生の玉井菜々美さんは「練習の成果を出そうと意気込んで臨みました。全国大会ではほかの高校の気持ちも背負って頑張りたい」と話していました。

橋本結衣さんは「優勝できてうれしいです。今までやってきた練習をもとに、自分なりに考えながら取り組めたのでよかったです」と話していました。

林彩葉さんは「前の日は緊張して寝られなかったが、教えてもらったことを思い出しながら頑張りました」と話していました。