シャインマスカット 高校生たちが栽培 収穫期迎える

徳島県阿波市で、高校生たちが栽培した皮ごと食べられるぶどう「シャインマスカット」の収穫が行われています。

ぶどうの栽培が盛んな阿波市では、吉野川市の吉野川高校の生徒たちがおよそ700平方メートルの農場の畑で、シャインマスカットを栽培しています。

ことしも収穫期を迎え、果樹の栽培を学ぶ生徒たちが毎朝、交代で収穫作業を行っています。

シャインマスカットは皮ごと食べられて甘いのが特徴で、生徒たちが栽培したものは阿波市と吉野川市でふるさと納税の返礼品として採用され、人気を集めています。

ことしは4月の花が咲く時期に気温が低かったことから生育が遅れ、熟し方にムラがあるということで、生徒たちは一房ずつ色づき具合を確認しながら慎重に収穫していました。

早朝に収穫したシャインマスカットは、重さや形をそろえて箱詰めし、すぐに農場の即売所で販売されます。

即売所は20日まで午前8時30分から開設されていて、新鮮なシャインマスカットを目当てに連日、多くの人が詰めかけているということです。

吉野川高校農業科学科の2年生の生徒は、「苦労して育てた分だけおいしく出来るとうれしいです。食べてくれる人たちに喜んでもらえるようにと気持ちを込めて育てています」と話していました。