阿波おどり最終日 天候確認し屋外会場で開催するか判断

徳島市の阿波おどりは15日が最終日で、実行委員会は台風7号の影響を確認したうえで、屋外会場で開催するか、判断します。

実行委員会は14日、台風7号への対応を協議し、一部を除き、予定どおり開催することを決めました。
屋外の桟敷では、雨が時折、強く降る中、踊り手たちが踊りを披露し、観客はカッパを着て鑑賞しました。
踊りが始まるのに先立って、市は全域に「高齢者等避難」の情報を出し、高齢者などに避難を呼びかけたほか、踊りのさなかには、暴風警報が発表されました。

家族連れの観光客は「雨でも実施すると判断してくれて、ありがたかった」と話す一方、別の観客からは「踊りを見たあと、帰宅できるか不安になります」という声も聞かれました。

徳島市の内藤市長は、実行委員会が踊りの開催を決めたあと、SNSに投稿し、みずからは中止を要請していたと強調しました。

阿波おどりは15日が最終日で、実行委員会は一部、日中に予定されていたホールの中で行う公演と、JR徳島駅前の「アミコビル」での公演を中止しました。

一方、15日夜の屋外の会場での開催については、天候や被害の状況を確認したうえで、改めて判断します。