徳島市のホテル 物価高騰で値上げも阿波おどり期間中ほぼ満室

徳島市の阿波おどりを12日に控え、市内のホテルでは物価の高騰で宿泊料を値上げしても県外の踊り手グループなどの予約が増え、期間中、客室がほぼ満室となっています。

市内の宿泊施設では予約が相次いでいて、このうち阿波おどりの演舞場のそばにあるホテルでは、関西など県外からの踊り手グループを中心に利用者が多く、およそ30ある客室が12日から15日までほぼ満室だということです。

このホテルでは、電気代やシーツなどのクリーニング代、それに食材費などの値上げの影響で、ことし1月から宿泊料をおよそ1割引き上げたということです。

阿波おどりの期間中も、去年の同じ時期と比べて宿泊料をおよそ1割引き上げるということで、剣山ホテルの森浦源泰会長は「市内のほかのホテルでも値上げする中、私たちも値上げという苦しい判断をしたが、いつも利用している人たちから理解を得て、予約してくれて安心した。訪れる人たちには阿波おどりを楽しんでほしい」と話していました。