夏の行楽シーズン 専門家が水の事故への注意呼びかける

お盆休みは、帰省や仕事の休みで、徳島県では、家族連れで川に遊びにでかける人が非常に多くなります。
専門家は過去にも水の事故が相次いでいるとして、必ず、ライフジャケットを着用するよう呼びかけています。

神山町の鮎喰川にある行者野橋の上流は、駐車場や公衆トイレが近くにあることもあり、毎年多くの人が川遊びに訪れる人気スポットです。

しかし、去年とおととし、川遊びにきたいずれも10代の男性が溺れて死亡したほか、平成26年には8月と9月の2か月間に3人が溺れて亡くなっています。

この場所で長年、子どもを対象に川遊びや水の事故の安全講習を行っているNPO法人の塩崎健太代表は陸地からはわかりづらい突然、水深が深くなる場所があると指摘しています。

さらに、見た目は安全にみえる浅瀬のそばに大人でも流されてしまうような流れの速い場所があり、注意が必要だとしています。

塩崎さんは「徳島には全国有数のきれいな川が多くあるが、その分、水の事故も多い。子どもだけではなく大人が事故にあう割合も多く、子どもを助けるために大人が二次災害で溺れるケースも相次いでいる。ライフジャケットを必ず着用し、子どもは必ず大人が見守ってほしい」と話していました。