土用のうしの日 県内各地のうなぎ料理店に多くの客

30日は「土用のうしの日」です。
各地のうなぎ料理店では連日の厳しい暑さをうなぎを食べて乗り切ろうと、多くの客でにぎわっています。

このうち徳島市のうなぎ料理店は「土用のうしの日」の30日、ふだんの10倍ほどにあたるおよそ350食分の県産のうなぎを仕入れました。

店ではいつもより5時間ほど早い午前5時ごろから仕込みが始まり、ちゅう房では串に刺したうなぎを代々継ぎ足しているというたれにつけて炭火でじっくりと焼き上げていました。

店によりますと、うなぎの仕入れ価格や電気料金の高騰などの影響で、このほど、料理のメニューを平均で150円ほど値上げしたということです。

それでも連日の厳しい暑さをおいしいうなぎを食べて乗り切ろうと、午前中から多くの客が訪れ、事前に予約していたかば焼きや弁当を次々と受け取っていました。

20代の女性客は「ふわふわした食感が好きで今から食べるのが楽しみです。暑い日が続きますが、うなぎを食べて頑張りたいです」と話していました。

うなぎ料理店の安部直人さんは「いつもより忙しいので、体調に気をつけながら作業しています。じっくりと味わって食べてもらいたいです」と話していました。