「阿波おどり」外国人の踊り手募集 約100人の参加を見込む

徳島市の阿波おどりに向けて、市の国際交流協会が外国人を対象に踊り手の募集を始めたところ、国内のほか、アメリカからも問い合わせが寄せられ、協会は、コロナ禍前に迫るおよそ100人の参加を見込んでいます。

来月12日に開幕する徳島市の阿波おどりに向けて、市の国際交流協会は、外国人を対象に桟敷などで踊る踊り手の募集を今月10日から始めました。

協会によりますと、これまでに日本国内に住むスペイン人やアイルランド人などからあわせて20件の申し込みがあったほか、アメリカからも参加の問い合わせがありました。

協会が募集する外国人の踊り手グループは、コロナ禍前の令和元年、台湾からのおよそ30人を含むおよそ130人にのぼりましたが、3年ぶりに本格開催された去年は、30人ほどにとどまりました。

ことしは、新型コロナの水際対策が緩和されたのを受けて外国人観光客の増加も期待でき、協会は、コロナ禍前に迫るおよそ100人の参加を見込んで来月上旬まで参加を募っています。

協会は「阿波おどりを通じて世界の平和と繁栄に貢献したい。新型コロナの影響が和らいだことしはみんなで楽しみたい」としています。