徳島県内の景気 ４か月連続「緩やかに持ち直し」日銀

県内の景気について日銀徳島事務所は、新型コロナの５類への移行後、化粧品など外出関連の商品の売り上げが好調なことなどから４か月連続で「緩やかに持ち直している」という判断を示しました。

日銀徳島事務所は、今月の県内の最新の金融経済概況を公表しました。

この中で、先月、８か月ぶりに判断を引き上げた県内の個人消費について、新型コロナが５類に移行し、化粧品やくつ、それにかばんなど外出関連の商品の売り上げが好調なことなどから持ち直しているとして判断を据え置きました。

企業の生産はティッシュやおむつなど衛生用品の生産量がやや鈍い一方、医薬品などの化学は緩やかに増加していることなどから「横ばい圏内の動き」と判断を据え置きました。

このため、日銀は県内の景気について４か月連続で「緩やかに持ち直している」という判断を示しました。

日銀徳島事務所は「物価は引き続き上昇傾向にあるので、消費者の節約志向が個人消費にどのような影響を与えるか、注視していきたい」としています。