美波町の海水浴場に4年ぶりJRの臨時駅開設 海水浴客を歓迎

徳島県美波町の海水浴場に、4年ぶりとなるJRの臨時駅が15日から設けられ、地元の人たちが列車に乗って訪れた海水浴客を歓迎しました。

美波町の「田井ノ浜」は、長さ1キロにわたる美しい砂浜と透明度の高い海で知られていますが、新型コロナウイルスの影響で3年間、海水浴場の開設が見送られてきました。

ことしは4年ぶりに開設され、15日からJR牟岐線の「田井ノ浜駅」も4年ぶりに臨時で設けられ、午前中に到着した列車からは多くの海水浴客が降り、フラダンスチームが歓迎の踊りを披露しました。

また、1日限定で列車に乗って訪れた人は、福引きや、ボードの上に乗ってパドルでこぐ「SUP」の無料体験ができ、楽しんで参加していました。

徳島市から家族で海水浴に訪れた40代の男性は「田井ノ浜に駅が開設されるのは4年ぶりということで、ぜひ乗ってみたいと思って来ました」と話していました。

美波町観光協会のPRキャラクター「かめたろう」こと、徳永聖二さんは「一歩足を踏み入れたらすぐ砂浜というのは、徳島では田井ノ浜だけなので、ぜひみなさんに列車に乗って海水浴場へ来てほしい」と話していました。

JR牟岐線の田井ノ浜駅は来月6日まで設けられ、1日に上下線それぞれ3本が停車します。