徳島県内のホテルなどの宿泊者数 去年は全国で最少に

去年1年間に、徳島県内のホテルなどに宿泊した人は184万人あまりで、前の年より増加したものの、全国で最も少なくなりました。

観光庁の調査によりますと、去年1年間に県内のホテルや旅館などに宿泊した人は184万2230人と、前の年より24万人あまり、率にして15%あまり増えました。

一方、全国の宿泊者数は前の年より4割以上増えており、徳島県は全国と比べると伸び悩んでいて、都道府県の中で、宿泊者数が最も少なくなりました。

四国のほかの3県の宿泊者数は愛媛県がおよそ376万人で35位、香川県が324万人あまりで38位、高知県が256万人あまりで43位で、徳島県は四国のほかの県と比べ大幅に少なくなっています。

また、外国人の宿泊者数は全国で1650万人あまりと前の年のおよそ4倍に増えましたが、徳島県は1万8140人と、前の年のおよそ2倍の増加にとどまっています。

徳島県は、宿泊者数が伸び悩んだ要因として観光客が利用する航空路線などが不足していることをあげ、対策として「徳島空港と海外や成田空港を結ぶ航空便の誘致や家族で宿泊できる客室を増やすなどインフラの整備に早急に取り組みたい」としています。