名車「T型フォード」修復へ 短大生が費用募る活動始める

板野町にある短大の学生たちが、100年以上前の名車「T型フォード」を修復するプロジェクトを立ち上げ、1日から費用を募るクラウドファンディングをスタートさせました。

アメリカ車の「T型フォード」は、世界で初めてベルトコンベアを使った流れ作業によって大量生産され、自動車の普及に大きな影響を与えた名車と評価されています。

板野町の徳島工業短期大学では、自動車整備士を目指す学生たちが学校の記念イベントとして、1912年式のT型フォードを修復する計画で、エンジンや車体などの修理費用50万円を集めるクラウドファンディングを1日からスタートさせました。

5万円以上寄付した人は修復したT型フォードに乗車できるということで、来月19日まで寄付を受け付け、ことし10月下旬の学校のイベントでお披露目する予定です。

プロジェクトのリーダーで、徳島工業短大自動車工学専攻1年の三井悠豊さんは「不安でいっぱいですが、動くことを期待してほしい。みんなの力が必要なのでご協力をお願いしたい」と話していました。