阿波おどり 屋外演舞場に1人20万円の「プレミアム桟敷席」

徳島市の阿波おどりの実行委員会などは、ことし屋外の演舞場に料金が1人20万円の富裕層向けの「プレミアム桟敷席」を設けることになりました。

1人20万円の「プレミアム桟敷席」は、実行委員会がレジャーや観光を手がける東京の企業と共同で、阿波おどり期間中の8月12日から15日まで市内の藍場浜演舞場に設けます。

通常の桟敷席は今回最高6000円ほどで、踊り込んでくる踊り手たちを横から眺めますが、新たな席は踊り手たちを正面から見下ろす形で、4人掛けのソファーとテーブルが5組の合わせて20人分用意されます。

席では特産の阿波尾鶏を使った料理を食べながら、踊り手による解説もじかに聞くことができます。

実行委員会などは、「プレミアム桟敷席」を外国人観光客に購入してもらおうと、すでに香港が拠点の旅行関連サイトでチケットの販売を始めています。

実行委員会は「外国人観光客に、特別な席で楽しんでいただくことで、阿波おどりの魅力を世界に発信したい」とコメントしています。