箸蔵寺で記念法要 雅楽を奉納 三好

平安時代に弘法大師・空海が開いたとされる徳島県三好市の寺で記念法要が行われ、伝統芸能の雅楽の演奏が奉納されました。

三好市の箸蔵寺では21日、徳島県西部の8つの寺でつくる霊場の創設を記念した法要が行われました。

法要では、箸蔵寺が歌や音楽にまつわる「金剛歌菩薩」をまつっていることにちなんで、雅楽の演奏が奉納されました。

演奏は年2回の大祭の日にしか一般公開されない本殿で行われ、8つの寺の住職が読経を行うなか、宮内庁の首席楽長も務めた演奏家の豊英秋さんらが曲を披露し、訪れた人たちはゆったりと響き渡る音色に聞き入っていました。

演奏を聞いた人たちは「雅楽を聞いたことがなかったのでよかった」とか、「いい経験ができた」などと話していました。

箸蔵寺の佐藤盛仁住職は「心が洗われるような音が響き渡って、すばらしい時間を過ごすことができた。雅楽と仏教両方の魅力を知ってもらえるいい機会になった」と話していました。