「阿波おどり」まで2か月 徳島市内の宿泊施設は予約で満室

徳島市の「阿波おどり」まで2か月を切り、市内の宿泊施設では、企業の踊り手グループの予約が増え、客室が予約で満室になる施設が相次いでいます。

徳島市の「阿波おどり」は8月12日から15日まで開かれ、桟敷席などのチケットは7月1日から一般向けの販売が始まるのを前に、インターネットで先行販売が始まっています。

宿泊施設にも予約が相次いでいて、このうち、JR徳島駅前にあるホテルは、去年の「阿波おどり」期間中、58ある客室が満室になったのは初日だけでしたが、ことしは4年ぶりに4日間すべて予約で満室になっています。

ことしは、光熱費や食材などが値上がりしていることから、宿泊料金を従来より2割ほど高くしましたが、大型連休の前に満室となったということです。

去年はほとんど個人客でしたが、ことしは県内外から訪れる企業の踊り手グループなど団体の予約が半分以上を占め、宴会場を本番の更衣室や練習場として貸し出すことにしています。

このほか、JR徳島駅前にある別の複数のホテルでも、企業の踊り手グループなど団体客が増え、4日間の期間中すべて満室になっています。

「ホテルグランドパレス」の岡本真一郎社長は、「ことしは、本格的にコロナ禍以前のような状況に戻りつつあると感じている。街が盛り上がることを期待したい」と話していました。