小学生誘拐初公判 検察“ダンスの動画きっかけに誘い出した”

SNSで知り合った徳島県内の小学生2人を車で連れ回したうえ、胸を触るなどのわいせつな行為をした罪に問われている21歳の会社員の裁判が始まり、検察は、被告が被害者の児童が投稿していたダンスの動画をきっかけに誘い出した経緯を明らかにしました。

群馬県の会社員、桐淵歩夢被告(21)は、SNSで知り合った県内に住む小学生2人を車で連れ回したうえ、ホテルに連れ込み胸を触るなどしたとしてわいせつ誘拐などの罪に問われています。

15日、徳島地方裁判所で開かれた初公判で、被告は起訴された内容を認めました。

これに対し検察は、被告と、被害者のうち当時8歳の児童が、動画共有アプリの「TikTok」で、やりとりしていたことを明らかにしました。

また、冒頭陳述で「投稿されていた、被害者の児童がダンスをしている動画をみつけ、『かわいい』などと思いアカウントをフォローし、ダイレクトメッセージでやりとりして、2人を誘い出した。そして、2人を車に乗せて県内のホテルに連れ込み胸を触るなどのわいせつな行為をした」と指摘しました。