障害者の就職 2年連続増加 コロナ禍前の水準に徐々に回復

障害者が県内のハローワークを通じて就職した件数は、昨年度650件あまりで、2年連続で前の年度を上回りました。労働局は「医療や福祉の分野を中心に求人数が増加し、就職件数がコロナ禍前の水準に徐々に回復してきている」としています。

徳島労働局によりますと、障害者が県内のハローワークを通じて就職した件数は、昨年度、656件で、前の年度より7件、率にして1.1%、増えました。

就職件数が前の年度を上回ったのは、2年連続です。

このうち、
▼身体障害者は、前の年度より21.9%増え、139件、
▼精神障害者は11.2%増え297件でした。
一方、
▼知的障害者は、10.2%減り、177件でした。

業種別でみますと、
▼医療・福祉が299件、
▼製造業が85件などで、
職種別では、
▼運搬・清掃が255件、
▼事務職が122件、
▼サービス業が73件でした。

徳島労働局は「医療や福祉の分野を中心に求人数が増加し、就職件数がコロナ禍前の水準に徐々に回復してきている。障害者の能力が発揮できるよう就職後の支援も行っていきたい」としています。