メニュー表を自動で翻訳するサイト開設 観光に活用

新型コロナの水際対策が大幅に緩和され、日本を訪れる外国人観光客の数が回復するなか、徳島県は飲食店が外国語のメニュー表を自動で作ることができるサイトを開設しました。

徳島県が7日に開設したサイトでは、英語や中国語、ドイツ語、タイ語など7つの言語でメニュー表を作ることができます。

はじめに、表示する言語やデザインを選んで、料理の名前や価格などの情報を日本語で入力すれば、外国語に翻訳されたメニュー表が完成します。

宗教やアレルギーなどのため食事に制限のある人が、料理に使われている食材をひと目で理解できるよう「ピクトグラム」と呼ばれる図を使うこともできるほか、外国語がわからなくても指を指しながら簡単なやりとりができる「コミュニケーションシート」をダウンロードできる機能も盛り込まれていて、外国人観光客が徳島に滞在しやすい環境づくりに活用できるようになっています。

徳島県観光政策課は「外国から訪れた人が不便を感じないよう、受け入れ環境を整えてインバウンドの誘客につなげたい」としています。