鳴門市で生まれたコウノトリ 3羽とも巣立ち

この春、鳴門市で生まれたコウノトリの3羽のひなのうち、巣立ちがまだだった残る1羽が27日になって巣立ったと推定されました。
鳴門生まれのひなたちが順調に育っています。

ことし3月、鳴門市大麻町に生息するコウノトリのつがいから生まれた3羽のひなは、オスの1羽が「碧」、メスの2羽が「はる」と「月」と名付けられました。

このうち、メスの「はる」が今月24日に、オスの「碧」が翌日の25日に、それぞれ巣立ちました。

そして、残るメスの「月」も、27日午前5時すぎに巣から飛び立ってからしばらく戻らず、巣立ったと推定されました。

ひなのふ化が推定されてから巣立ちまでの日数は、「はる」が73日、「碧」が74日で、ともに例年並みでしたが、「月」は76日で例年よりは長くなりました。

徳島県グリーン社会推進課は「3羽とも無事に巣立ってくれてほっとしている。今後もコウノトリの成長を見守ってほしい」としています。