来春の採用計画説明会 定時制生徒が採用拡大を訴え 徳島

来年春に卒業する中学生や高校生の採用を計画している企業を集めた説明会で、徳島市の高校の定時制課程に通う生徒がスピーチを行い、採用の拡大を訴えました。

ハローワーク徳島が徳島市で開いた説明会には、企業の担当者およそ160人が出席し、来月1日から申し込みが始まる来年春に卒業予定の中学生や高校生の求人の手続きについて説明が行われました。
また説明会では、徳島中央高校の定時制課程に通う矢田和希さんが、企業の担当者を前に生徒を代表してスピーチを行いました。
矢田さんは「定時制の生徒はネガティブな印象を持たれがちだが、優秀な生徒も多く、採用に目を向けてほしい」と訴えました。
説明会に出席した製造業の人事担当は「新型コロナも落ち着いて、業績も伸びてきているので、若い人材の求人を出そうと思っています」と話していました。
また、税理士法人の代表は「社員の高齢化が進み、若い世代に引き継いでいかなければならないと思い初めて参加した。熱意があり、コミュニケーション能力の高い人材を求めている」と話していました。
ハローワーク徳島の木谷俊夫次長は「地元の若者が就職で徳島を離れることが多くなっている。県内企業の求人を増やし、活性化につなげたい」と話していました。