「さくら祭りを盛り上げよう」勝浦町がクラウドファンディング

徳島県の桜の名所の1つ、勝浦町で毎年、さくら祭りを行う住民団体は、祭りを盛り上げて桜の保存につなげようと、必要な資金をインターネットで募るクラウドファンディングを始めました。

勝浦町生名地区は、川沿いにおよそ450本の桜が咲く県内の桜の名所の1つで、ことしで20回目となる「勝浦さくら祭り」が今月25日から始まります。

祭りを運営する地元の住民団体は町おこしのため、ボランティアで行ってきましたが、会場の整備や備品のための資金が不足していることから、新たに、インターネットで資金を募るクラウドファンディングを始めました。

寄付は、120万円を目標に、来月23日まで募集し、寄付した額に応じて桜の間伐材で作ったくん製用のウッドチップや、特産の勝浦みかんなどが贈られます。

住民団体「生名ロマンの会」の戸川幹雄会長は「勝浦の桜並木は絶対に引き継いでいかなければいけない。クラウドファンディングで皆さんの力を貸していただき、きれいな桜を見に来てほしい」と話していました。