美波町で地元の飲食店などが「ナイトマーケット」開催

観光客が少なくなる今の時期に賑わいをつくろうと、美波町で18日夜、ナイトマーケットが初めて開かれました。

このイベントは、地域に賑わいをつくろうと、まちづくりに取り組む行政法人や地元の人などが道の駅日和佐で開きました。

夕方4時から夜9時まで、地元の飲食店などが14のブースを出し、このうち地元の漁協のブースでは、処理に手間がかかるなどの理由から市場に出回らない「未利用魚」と呼ばれる魚のひとつ「アイゴ」を使ったフィッシュカツなどが提供され、めずらしい料理を楽しもうと大勢の人が買い求めていました。

また、夜のイベントならではの焚き火を楽しめるスペースでは、子どもたちが焼きマシュマロを楽しみ、焦がさないように注意しながら焼き上げたあつあつのマシュマロを頬張っていました。

地元の70代の男性は「アイゴのカツが美味しかったです。こういうイベントを月に1回でも開いてくれたら、町にもにぎわいがでていいと思う」と話していました。

企画に携わったUR都市機構西日本支社の安藤健治課長は「観光客が少ない時期にどれだけ来てもらえるかの実証実験でもあったので、多くの人が来てくれて嬉しいです。今後も続けていけるよう、地元の人たちと一緒に考えていきたい」と話していました。