衣類の再利用で環境問題考えよう 徳島市の大学生が古着を販売

衣類の廃棄による環境への負荷を考えてもらおうと、徳島市の大学生がイベントで古着店を開き、買い物客に衣類の再利用を呼びかけています。

これは、地域課題の解決を目指す徳島市のプロジェクトに参加した徳島文理大学の学生2人が企画したもので、19日は、市内で行われているイベントで古着店を開き、友人から集めた衣類およそ40着を販売しました。

買い物にあわせ、衣類の廃棄による環境負荷への理解を深め、脱炭素社会を目指そうと、買い物客に衣類は年間で50万トン以上も廃棄されていることなどを書いた手書きのメッセージを手渡していました。

また、1年間に購入する服の数と廃棄する数についてアンケート調査も行い、今後、活用することにしています。

徳島市の30代の女性は「子どもにかわいい服が買えました。捨てる服が減ってとてもよいと思います」と話していました。

企画した徳島文理大学の廣田優月さんは「ただ若者たちに脱炭素を呼びかけるのではなく、楽しみながら環境に興味を持ってもらえたらうれしいです」と話していました。

また、松田怜奈さんは「買ってくれる人がいて嬉しいです。もっとお客さんに来てもらって脱炭素が進んだらいいと思います」と話していました。