公立高校受験 育成型選抜“阿波踊り入試”始まる

徳島県の公立高校の入学試験で、スポーツの実績などを評価する「育成型選抜」の試験が行われ、ことし初めて、阿波踊りの実績を評価する募集枠を設けた高校でも、受験生たちが試験に臨みました。

徳島県の公立高校の「育成型選抜」は2日、県内32の高校で一斉に試験が行われました。

このうち、徳島市の徳島商業高校では2日朝、受験生たちが実技試験のため、野球のバットなどを持って集まり、参考書を読みながら、試験の開始を待っていました。

徳島商業など3つの高校には、伝統文化を継承し、後継者を育成する目的で、ことし初めて、阿波踊りの募集枠が設けられました。

県教育委員会によりますと、育成型選抜は合わせて794人の定員に対し、志願者数は815人で、平均の倍率は1.03倍となっています。

阿波踊りの募集枠を設けた高校は、いずれも3人の定員に対して、鳴門高校は6人が志願し、倍率は2倍、徳島商業高校は4人が志願し、倍率は1.33倍、城西高校は1人が志願し、倍率は0.33倍です。

試験の結果は2月11日に郵送されます。

また、県内の公立高校の「一般選抜」は願書の受け付けが2月21日に始まり、試験は3月7日と8日に行われます。