学校や保育施設の職員対象 新型コロナ集中検査を再開

人の動きが増える年末年始を前に新型コロナの感染拡大を防ごうと県は学校や保育施設の職員を対象とする集中的な検査を12日から再開しました。

県は11月半ばからの2週間を集中的な検査期間と位置づけ、県内の学校や保育施設、それに高齢者施設などで希望する職員を対象に抗原検査キットを配布していました。

期間の終了後も高齢者施設では配布を続けていましたが、年末年始は帰省や旅行で人の流れが増え、インフルエンザとの同時流行も懸念されるとして、学校や保育施設についても11日から集中的な検査を再開しました。

検査の期間は1月15日までで、学校では入試が行われる来年2月ごろにも実施する予定です。

また、感染の不安がある県民や県外から帰省する人などが対象の無料検査も1月まで延長して行うということです。

県内では先月以降、感染の拡大傾向が続き、病床の使用率が30%を超えていて、県は独自の警戒基準「とくしまアラート」で定める4つのレベルのうち、下から2番目で感染者が急速に増え始めるレベル2の「感染拡大初期」にあたるとしています。