徳島大学「ロケットプロジェクト」今度は伊豆大島で発射実験へ
宇宙への到達を目指し、自主開発のエンジンを搭載したロケットの打ち上げに成功した徳島大学の学生たちが、今度はより高くロケットを打ち上げるため、東京の伊豆大島で海上に向かって発射する実験に挑戦することを発表しました。
徳島大学では、8年前から授業の一環で「ロケットプロジェクト」として学生たちがロケットの開発を進めていて、ことし9月、和歌山市で自主開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げを初めて成功させました。
最終的に宇宙に到達することを目標に、学生たちはより高く打ち上げるため、来年3月、東京の伊豆大島で海上に向かってロケットを発射する実験に挑戦することを発表しました。
目標の高度は、前回より150メートル高いおよそ500メートルで、今回は既製のエンジンを使い、海に落ちても壊れないよう電子部品が集積した部分を耐水性の箱に入れ、上空を撮影できるカメラも搭載する予定です。
徳島大学理工学部3年の永見美空さんは「次の発射では今までで最も高い高度を出したいです」と話していました。
学生たちは実験の費用250万円をクラウドファンディングで募り、来年1月末までクラウドファンディングサイト「OTSUCLE」で寄付を受け付けています。