阿南市「若杉山遺跡」出土の石器 国の重要文化財に指定へ

阿南市にある「若杉山遺跡」でみつかった弥生時代から古墳時代にかけての石器などが国の重要文化財に指定されることになりました。

新たに国の重要文化財に指定されるのは、阿南市水井町の「若杉山遺跡」から出土した石器など124点で、石の杵や臼などが含まれています。

遺跡では、水銀朱と呼ばれる赤い顔料の原料になる鉱石が採掘されていましたが、鉱石をくだいてすりつぶし赤い色素を取り出すまでの工程で使われたとみられる石器がそろっています。

また、石器のなかには香川県東部で採れた石で作られているものもあり、当時の人たちが作業により適した材料を選んでいたことや、離れた場所との交流があったことがうかがえます。

一連の石器などは当時の水銀朱の精製の実態が分かる学術的価値が高い資料だということで、文化庁の審査のあと、徳島県は県内で一般に公開することを検討しています。