大鳴門橋に自転車道を 動き出した計画に徳島でも高まる期待

大鳴門橋に自転車道を整備しようという計画。
徳島と兵庫の両県が来年度の着工を目指し、協力する考えを示しました。完成までには5年程度かかる見通しですが、徳島で計画に関わってきた人は、早くも完成後を見据えて動き出しています。

【大鳴門橋に自転車道計画】
長さ1.6キロの大鳴門橋。その高速道路の下に幅4メートルの自転車道をつくる計画が動き出しています。

総工費は、およそ58億円。県は、年間で最大75万人の観光客を見込んでいます。

(観光客)
「自転車が大好きな友達がいるので、その話をしたら、きっと来たがると思います」。

(土産物店)
「レジャーで自転車に乗る人が増えてきているので、鳴門の方にも足を運んでくれたらいなと思います」

【もともとは四国新幹線を通すため】
大鳴門橋は昭和60年に完成。
国が計画した新幹線を通す構造が設けられました。

しかし、実現しないまま22年前には、
新幹線の空間の一部に渦潮見ることができる観光施設も作りました。

【四国新幹線はどうなる?】
ただ、今もそれ以外の鉄道を通すための空間は空いたままです。自転車道で新幹線はどうなるのか。

新幹線を要望してきた県は。
(県の担当者)
「大鳴門橋の自転車の整備については、四国新幹線の工事が着手される際には撤去されるものと認識しており、工事着手までには期間を要することから、
この期間を有効に活用するのであれば、問題はないものと考えている」

【自転車道で観光客を、5年程度で完成目指す】
自転車道で目指すのが観光客の増加です。
「しまなみ海道」の自転車のイベントには、国内外からや約7000人が参加。淡路島にも大勢の愛好家が集まります。

大鳴門橋の自転車道の整備計画に深く関わってきた人がいます。

徳島市で明治創業の自転車店を営む中西裕幸さんは、自転車競技の国際大会の審判の資格を持ち、
フランスやイタリアで自転車が地域を活性化しているのを肌で感じてきました。

自転車道の整備を検討するため、県が3年前に始めた委員会にも参加。橋からのサイクリングコースづくりにも携わりました。

(中西さん)
「大鳴門橋の桁下空間を使った自転車ができることによって、本土・本州からたくさんの人が 入ってくると思いますね」

計画の実現に向け、ことし初めて開かれた県の検討委員会で、県は5年程度で完成を目指す方針を表明。中西さんも観光施設の整備などを強く訴えました。

(中西さん)
「県中央部に人を呼び込みたいので、ここにビジターセンターがいるんじゃないかとか、サイクリングガイドが常駐していると、一緒に行きますかっていう話ができるのでないかというのが、これからの整備計画に必要ではないかなと」

中西さんは、自転車で地元がにぎわう未来を夢みています。

(中西さん)
「私の夢であると思います。ただ夢で終わらせてしまうとだめなので、『Dreams come 
true.』、現実にするためにお客様をお迎えする準備を、この4年間で5年になるか分かりませんが、していきたいと思ってます」