美馬市 加美新市長 課題は“市民からの信頼回復”

美馬市長選挙で当選した前副市長の加美一成氏(64)は3日、NHKの取材に応じ、市民からの信頼回復を課題に挙げました。

ことし8月には藤田元治 前市長が公職選挙法違反の罪で略式命令を受けて辞職し、その前の市長も居眠り運転で死亡事故を起こして辞職しました。
2代続けて市長が任期途中に辞職する事態を受け、加美氏はコンプライアンスをいっそう重視するとしています。

加美一成氏
「今、市民の皆さまの信頼が少し薄れているようなところもあるかも分かりませんが、それはしっかりと信頼回復に向けて私、職員ともに一生懸命取り組んでいきたいと思っています。私だけではできませんので、職員にもそういう意識を持ってもらって取り組んでいきたい」。

一方、選挙戦で加美氏が訴えた政策の1つが「子育て支援」です。美馬市の人口は2万7000人あまりで、合併当初の2005年と比べて20%以上減りました。
加美氏は10月から市が運用を始めた地域のデジタル通貨「MIMACA」で子育て世帯にポイントを発行し、子育て支援と地域経済の活性化を両立させたいとしています。

加美一成氏
「私の施策として子育て支援にしっかりと取り組んでいきたいと思っています。無料化とか無償化とかそういったことをすぐにやるというのは本当に難しいと思っていますので、入学時や出産時にはやっぱりお金が必要になってきますので、『MIMACA』を通じてそちらの方に支援を行う。必要な物品についても美馬市の中で買って頂けるということになると思いますので、子育て支援と美馬市の経済活性化の一石二鳥と言いますか、そういったことで生まれてくるんじゃないかと思います」。

最後は5年あまり務めた副市長をへて、市政のかじとりを担うことになった加美氏に、抱負を聞きました。

加美一成氏
「私も穴吹町出身なんですが、今は美馬市が私のふるさとです。やっぱり住んでよかった、暮らしてよかった、暮らしやすい街。それがやっぱり基本だと思っています。そのために私たち行政が一生懸命やっていく。これが私の務めであり、市の務めだと思っています」。