露地物すだち 最大産地の神山町で記録的な不作

徳島特産のすだちの最大の産地、神山町でことしの露地栽培のうち、加工用を除く出荷量がこの10年で最も少ない、記録的な不作となっていることがわかりました。

露地栽培のすだちは9月に出荷が最盛期になりましたが、最大の産地、神山町のJAは、農家から持ち込まれるすだちが少ないことから、農家を対象に、30日まで緊急の調査を行いました。

それによりますと、30日までに出荷された「露地すだち」は83トン、収穫後、貯蔵して来年3月ごろまで出荷される「冷蔵すだち」は100トンとなる見通しです。

この結果、神山町のことしの露地栽培のすだちのうち、加工用を除く青果の出荷量は183トンと、去年の413トンより50%以上少なく、この10年で最も少ない記録的な不作となっていることがわかりました。

農家の担い手不足などで、すだちの生産量がピークだった30年前の半分以下に落ち込んでいるうえ、JAによりますと、ことしは、収穫が少ない裏年にあたり、天候不順なども重なったためだということです。

一方、市場関係者によりますと、出荷量が少ないため、すだちの市場での価格は高値で推移しているということです。

JA名西郡の担当者は「誰も経験したことがない数字だ。関係機関と連携して来年に向けた栽培や管理について検討していく」としています。