安倍元首相「国葬」 飯泉知事ら参列 県内で反対する集会も

安倍元総理大臣の「国葬」が、27日行われ、徳島県からは、飯泉知事らが参列し、県庁の本庁舎では、半旗が掲げられました。徳島市万代町にある徳島県庁の本庁舎では、弔意を表すため、27日、1日、半旗が掲げられました。

安倍元総理大臣の「国葬」は、27日午後2時から東京・千代田区の日本武道館で行われ、都道府県知事や海外からの要人などが参列しました。

このうち徳島県からは飯泉知事が公費で参列したほか、案内状を受け取った徳島市の内藤市長や、県の町村会長の美波町の影治町長らも参列しました。

一方、徳島県は▼県内の市町村や教育委員会などに弔意を示すよう求めるなどの通知は出しておらず、▼市民や職員に対する黙とうの呼びかけは行わない対応をとりました。

戦後、総理大臣経験者の「国葬」が行われるのは、1967年の吉田茂氏以来55年ぶり、2例目で、世論の賛否が分かれる中での実施となりました。

安倍元総理大臣の「国葬」については、案内状を受け取った県内の自治体の首長の間でも対応が分かれました。

元衆議院議員の三好市の高井美穂市長は、国葬の案内状が届きましたが、欠席する対応をとりました。

理由について、高井市長は「あらかじめ公務が予定されていたため、欠席の返事を出した」としています。

三好市の本庁舎や支所では弔意を示すため、半旗を掲げる対応をとったということです。

一方、JR徳島駅前では安倍元総理大臣の「国葬」に反対する市民グループが集会を開き、国葬の中止を訴えました。

集会は、「国葬」に反対する3つの市民グループの呼びかけで行われたもので、27日午後、JR徳島駅前におよそ50人が集まりました。

集会では、市民グループの代表者らが、スピーチを行い、「閣議決定による法的根拠のない「国葬」は憲法違反だ」とか「国葬として国民に弔意を強制するのは思想や良心の自由を踏みにじるものだ」などと訴えました。

このあと「国葬反対」とか「私の税金を使わないで」と書かれたプラカードを手に横一列に並んだ参加者たちが、抗議の声を上げました。

反対集会を開いた市民グループの代表者の1人は、「全国で抗議活動が行われ、この徳島県でも国葬の中止を訴えるべきだと考え、集会を開いた」と話していました。