彼岸の中日 十番札所切幡寺で伝統の「経木流し」 阿波市

彼岸の中日にあたる23日、徳島県阿波市にある四国霊場十番札所切幡寺では、お経などを書いた板を水で清め、先祖の霊を供養する「経木流し」が行われました。

「経木流し」は、先祖を供養する伝統行事で、阿波市にある四国霊場十番札所の切幡寺では、毎年、春と秋の彼岸の中日に行われています。

参拝に訪れた人たちは経木と呼ばれるお経を書いた薄い木の板に、亡くなった人の戒名や先祖の名前などを書き込み、仏像の前に並べていきました。

そして弘法大師が見つけたと伝わる境内の湧き水をひしゃくですくい、経木にかけて清めたあと、手を合わせて先祖の霊をなぐさめていました。

切幡寺の経木流しは、「ちゅうにちさん」と呼ばれ、徳島県内で最も規模が大きく、1000年以上前から続くとされています。

藍住町から訪れた女性は「夏に祖父が亡くなったので、足の悪い祖母に代わってお参りに来ました。おじいちゃんが天国で元気に過ごしてくれたらと思います」と話していました。