県が「BA.5対策強化宣言」発令 新型コロナ感染急速拡大で

新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることを受け徳島県は医療への負担が増すおそれがあるとして19日、「BA.5対策強化宣言」を出し、一層の感染対策の強化を呼びかけています。

県内では18日、一日に発表される新型コロナウイルスの感染者数が2213人と、これまでで最も多くなるなど感染の拡大が続いています。

これを受けて県は、医療への負担が増すおそれがあるとして、19日、政府が新たに導入した「BA.5対策強化宣言」を出しました。

期間は今月末までで、重症化リスクの高い高齢者や持病のある人と、面会する際に検査を行うよう呼びかけるほか、入院患者を受け入れる病床や、宿泊療養施設の拡充を図るとしています。

企業に対しては、接触機会を減らすためテレワークや時差出勤の推進、従業員が県外に出張した際、帰って来るときの検査を呼びかけるなどとしています。

一方、行動制限は行わないとして、経済活動と感染防止対策の両立を図り、県独自の警戒基準「とくしまアラート」も重症者用の病床使用率が基準値を下回っていることから現状を維持する方針です。

徳島県の飯泉知事は19日の会見で、「医療機関でクラスターが多発するなど負担が急激に高まっている。最終的に医療崩壊を招くことを強く意識してもらい、1人1人が感染しない、させない行動をとることを法律に基づき、お願いしたい」と述べました。

今月(8月)開かれた徳島市の阿波おどりに参加した一部の踊り手グループは、検温や消毒などの感染対策をしましたが、参加者およそ50人のうち、25人の感染が確認されたということです。
阿波おどりの実行委員会には、他のグループからも感染の報告がありますが、県は「全国的な感染拡大に加え、国が詳しい感染経路の報告を求めていないため、経路の特定は困難だ」としています。
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これについて、徳島県の飯泉知事はきょうの会見で記者から「感染対策を徹底して実施されたと考えているか」と聞かれたのに対し「阿波おどりの最中に大きな集団感染が出たという形になっていないので、そうした点はされてきたのではないか」と述べました。
その上で「個人個人で注意すべき話で、一律に管理ができていた、できていないという話ではないと思う」と述べました。