四国初の工法で地下水排出 地すべり対策の運用開始 三好市

地すべりが頻発する三好市の山あいの地区で、被害の拡大を防ぐため、四国で初めてとなる工法で地下水を排出するポンプが設置され、22日から本格的な運用が始まります。

高知県との県境に位置する三好市西祖谷山村の有瀬地区では、地すべりが頻発し、3年前の西日本豪雨の際には、山の斜面で大規模な地すべりが確認され、周辺のコンクリートの壁が割れて傾き、道路が陥没しているのが見つかりました。

国土交通省は、地すべりの被害を防ぐため、さまざまな対策を進めていて、このほど、新たな工法で地下水を排出するポンプを設置しました。

新たな工法は「スーパーウェルポイント工法」と呼ばれ、地すべりが想定されるエリアに深さおよそ50メートルの井戸を堀り、地上のポンプで井戸の内部を真空にして、より多くの地下水を排出し、地すべりの原因となる地下の水位の上昇を防ぎます。

国土交通省は、22日、本格的な運用を始め、近く、もう1基のポンプを設置することにしています。

国土交通省によりますと、この工法の運用は四国で初めてだということです。

国土交通省四国地方整備局四国山地砂防事務所は「1日でも早く地域の人が安全安心に暮らせるよう、最新の技術を取り入れて地下排水に取り組んでいきたい」としています。