「県立アリーナは公共交通利用を」歩行者中心のまちづくり推進

香川県は来年2月、JR高松駅北側のサンポート地区にオープンする県立アリーナへの交通手段について歩行者中心のまちづくりを進めたいとして公共交通の利用を促すことにしています。

香川県は、JR高松駅北側のサンポート地区に県立アリーナを建設していて、来年2月にオープンする予定で、総工費はおよそ202億円の見込みです。

県立アリーナは1万人を収容できますが、敷地内に100台の駐車場が新たに設置されるだけで、近くのサンポート高松地下駐車場にはおよそ910台が収容できるものの、県としてこれ以上の増設の計画はなく、渋滞や駐車場不足が懸念されています。

県は渋滞対策として県立アリーナ周辺の道路に送迎車が停車できないようにすることや、駐車場を探す車による渋滞が起きないようにするため、周辺の駐車場の空き状況を提供する仕組みづくりを検討するとしています。

また、県はサンポート地区の道路を一部、遊歩道化するなど、歩行者中心のまちづくりを進める方針で、県立アリーナへは公共交通機関の利用を促すことにしています。

県教育委員会は「県立アリーナは駅やバスターミナルなど公共交通機関の結節点にあるので、ぜひ公共交通機関を使って訪れてほしい」と話しています。