観音寺市に新たな工場誘致 地元優先採用など会社と県市が協定

東京に本社を置く建設会社が子会社を通じて観音寺市に新たな工場を建設することになり、4日、香川県と観音寺市との間で地元の住民を優先して採用することなどを盛り込んだ協定が結ばれました。

4日は県庁で、東京に本社を置く建設会社の「フジタ」と香川県、観音寺市の3者で協定の締結式が行われました。

この企業の子会社が、観音寺市にある県が所有するおよそ7万平方メートルの埋め立て地に建築部材の製造工場を建設する計画で、協定では、地元の住民を優先して採用することや、環境の保全、それに地元企業との連携などが盛り込まれています。

池田知事が就任してから初めての県外からの大きな工場の誘致となり、池田知事は「引き続き、企業の誘致を進め、製造業を中心に産業の基盤を整えたい」と述べました。

また、奥村洋治社長は「新しい基盤の整備が行政としても喫緊の課題だと考えられるのでそういうモデルの地域となれるよう協力しながらわれわれの事業も伸ばしていきたい」と話していました。