「うどんの日」打ちたてを神社に奉納する献麺式 高松市

7月2日は、県内のうどん店などでつくる組合が定めた「うどんの日」です。高松市の神社では、打ちたてのうどんなどを奉納する恒例の神事が執り行われました。

高松市の中野天満神社で行われた2日の「献麺式」には、県内のうどん店や製麺業者などでつくる「本場さぬきうどん協同組合」の代表者6人が参加しました。

参加者は、ことし収穫した県産小麦「さぬきの夢」を使ってけさ打ったばかりのうどんやうどんのだしや具材となる煮干しやねぎなどを神前に供え、収穫への感謝の気持ちを表すとともにさぬきうどん文化の発展を祈りました。

県や組合によりますと、県内の農村では、田植えなどの農作業が一段落する夏至から11日目の「半夏生」の日に農家が新麦で作ったうどんを農作業を手伝ってくれた人たちにふるまう風習があったということです。

これにちなみ、組合は、「半夏生」の時期にあたる7月2日を「うどんの日」と定めています。

組合の理事長を務める香川隆昭さんは、「みなさんに愛されているさぬきうどん。もっと努力しておいしいものを提供しなくてはいけないという気持ちになりました」と話していました。