善通寺市 四角いスイカをモチーフ 原寸大の収納ボックス販売

善通寺市特産の四角い形をしたスイカをより多くの人に知ってもらおうと、市はこのスイカをモチーフにした原寸大の収納ボックスを作り、県内各地で販売しています。

“四角スイカ”は善通寺市筆岡地区の農家がおよそ50年前に開発した、1辺がおよそ18センチの立方体のスイカで、珍しい形をしていることから観賞用として人気で、市の特産品となっています。

善通寺市は、“四角スイカ”をより多くの人に知ってもらおうと、これをモチーフにした段ボール製の収納ボックス、「四角スイカBOX」をつくりました。

地域おこし協力隊の隊員が企画とデザインを手がけたもので工作キットになっていて組み立てると本物の“四角スイカ”と同じ大きさで引き出しがついた収納ボックスになります。

外側は皮の緑と黒のしま模様を忠実に再現し、引き出しの中は一般的なスイカの赤い果肉や種をデザインしています。

価格は900円で、市内にある複合施設、おしゃべり広場や高松市の讃岐おもちゃ美術館、それに、さぬき市の津田の松原サービスエリアで、6月21日から販売されています。

また、善通寺市内の8つの小学校の児童にも配布される予定です。

善通寺市の担当者は「本物の四角スイカは高価であまり手に取る機会がないと思うが、ボックスにしたことで、実際の大きさや組み立てるおもしろさを感じてもらいたい」と話しています。