観音寺市のHP 未公開の登記情報など閲覧可能な状態に

観音寺市はGIS=地理情報システムを活用してホームページ上に公開しているサービスの中に、本来、公開していない登記情報などが閲覧可能な状態になっていたと発表しました。

観音寺市は、ことし3月から、GIS=地理情報システムを活用して、災害や都市計画などの情報が閲覧できるサービスをホームページ上で始めました。

市によりますと、このページの中で、13万3182件の土地の登記情報などが閲覧可能な状態になっていたということです。

中には、登記名義人の名前や住所、それに、課税の有無などの情報も含まれていて、地番を検索した際にこれらの情報が表示されるようになっていたということです。

今月14日に、市の職員が気づき、その日のうちに情報を削除して現在は閲覧できない状態になっていますが、この間、80件の情報が表示された可能性があるということです。

市によりますと、システムを構築する際に、委託業者が誤って登記名義人のデータを公開用データとして使ったことが原因だとしていて、公開にあたっての市の確認も不十分だったとしています。

市によりますと、これまでに情報が不正に利用されたという報告はないということです。

市では、今後、委託業者と市の双方で確認を徹底して、再発防止に努めることにしています。