「時の記念日」 丸亀城で「時太鼓」の打ち鳴らし式

6月10日は、天智天皇が日本で初めて水時計で時を計って人々に知らせたとされる日にちなんで、「時の記念日」です。

丸亀市の丸亀城では、江戸時代に藩士が時刻を知らせた、「時太鼓」の打ち鳴らし式が行われました。

時太鼓の打ち鳴らし式は、丸亀城の大手門広場で行われ、市の観光親善大使やご当地キャラクターの「京極くん」、それに地元の保育園児らが参加しました。

観光親善大使や京極くんらは、江戸時代の「九つ刻」、いまの正午にあわせて、打ち手を交代しながらあわせて9回、太鼓を打ち鳴らしました。

丸亀市では、江戸時代に藩士が時報として打ち鳴らしていた「時太鼓」を平成18年に復活させ、江戸時代と同じ、「大手一の門」、別名「太鼓門」に時報太鼓を常設し、現在も毎日、正午に打ち鳴らして市民に時間を知らせています。

打ち鳴らし式に参加した丸亀市の70代の女性は、「時太鼓の音を聞きたくて、はじめて参加しました。太鼓の調子がどうかなと思いながら打ちましたが、うまくできたかな」と話していました。

丸亀市観光協会によりますと、「時太鼓」は、丸亀城内で毎日午前11時50分までに受け付けを済ませれば、だれでも体験できるということです。