瀬戸内国際芸術祭や大阪万博前に JR坂出駅で警戒呼びかけ

来年、瀬戸内国際芸術祭と大阪・関西万博が開催されるのを前に、四国の玄関口として利用客の増加が見込まれるJR坂出駅でテロを未然に防ぐため、警察官や海上保安官、税関の職員らが不審物や不審な人物などへの警戒を呼びかけました。

JR坂出駅では、香川県警と坂出海上保安署、神戸税関坂出税関支署、それに高松出入国在留管理局の警察官や職員らが午前7時半から通勤や通学の人たちに不審な物や人物、船舶などを見つけた場合の通報先が記されたチラシを手渡して警戒を呼びかけました。

3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭は、来年4月から大阪・関西万博と同じ時期に開催される予定で、県は万博に訪れた人を呼び込むための事業を進めています。

一方で、四国の玄関口となる坂出市では、鉄道などの利用客の増加が見込まれ、警察や海上保安署は、テロの未然防止に向けた取り組みにも力を入れています。

坂出警察署警備課の礒野利彦課長は「不審な物を見つけた場合は、触らないで警察に通報して下さい。1人1人の情報提供がテロの防止につながるので、情報の提供をよろしくお願いします」と話していました。