移住など見すえた中長期滞在型の宿泊施設 琴平町にオープンへ

県内有数の観光地、琴平町に移住や定住を見すえた中長期滞在型の宿泊施設が6月、オープンすることになり、報道関係者に公開されました。

オープンするのは、琴平町中心部の金倉川沿いにある元旅館を改装した中長期滞在型の簡易宿泊施設で、改装には、国の補助金を活用したということです。

この施設は地下1階、地上3階建てで、客室数は14部屋あり、自由に使える共有スペースには、キッチンなどを備えています。

スタッフは常駐せず、オンラインの事前決済で予約を受け付け、チェックインは近くにある別の旅館が対応します。

6月下旬から予約が始まり、移住を考えている人を主なターゲットにしています。

1週間滞在は1割引き1か月滞在は2割引きとし、滞在中、地域の人たちと交流できる機会を設けるほか、移住の相談にも対応するということです。

琴平町内では、アーティストなどの滞在制作の拠点にできるホステルや、「デジタルノマド」をターゲットにした仕事場と宿泊施設を兼ねた長期滞在型の施設といった滞在型の宿泊施設のオープンが相次いでいます。

施設を運営する会社の代表の漆原康博さんは「移住定住希望の人たちを中心に受け入れる中長期滞在の施設として琴平町の消滅可能性自治体を少しでも解消できたらと思っています」と話していました。