昨年度の県内移住者2700人余 過去2番目に多い

昨年度、香川県に移住した人は2700人あまりで、調査が始まった平成26年度以降過去2番目に多くなったことが県のまとめでわかりました。

香川県は、県内の市や町で転入手続きの際に実施した任意のアンケートなどをもとに、進学や転勤などを除いた移住者の数をまとめました。

それによりますと昨年度、県外から香川県に移住した人は2765人で、前の年度より266人増え、調査が始まった平成26年度以降、過去2番目に多くなりました。

移住前の地域は、中国・四国地方が919人と最も多く、次いで近畿地方が658人、関東地方が603人などとなっています。

移住先をみますと、高松市が最も多く679人、次いで土庄町が192人、丸亀市が188人などとなっています。

また年代別では、最も多いのが20代で878人、次いで30代が511人と、若者や子育て世代が多い傾向にあるということです。

移住者が増加した要因について県は地方移住への関心の高さや、東京や大阪でのイベント開催など、移住を促す政策の効果ではないかとしています。

県は「地方移住への関心は依然として高いので、今年度は、SNSで地元企業の就職情報を発信したり、就職相談会を開いたりするなどして若者のUターン就職の促進を図りたい」と話しています。