外国人対象にした調査で四国の認知度は25%程度

日本などへの旅行経験がある外国人を対象にした日本政策投資銀行のアンケート調査で、四国の認知度は25%程度にとどまることがわかりました。

この調査は、アジアや欧米など12の国と地域に住む外国人で、日本を含む国外への旅行経験がある人を対象に、日本政策投資銀行が去年7月にインターネットで行い、およそ7400人から回答を得ました。

この中で、日本国内で知っている観光地について複数回答で尋ねたところ、関西エリアの観光地は4795人で64.7%だった一方、四国エリアは1893人で25.5%にとどまりました。

四国の観光地を知っている人のうち、実際に訪れたいと回答した人は641人でした。

日本の中でも四国を訪れたいと答えた人に、現地でなにをしたいか、複数回答で尋ねると、「自然や風景の見物」が69%と最も多く、次いで「有名な史跡や歴史的な建築物の見物」が58%でした。

さらに、2025年に開かれるイベントについて尋ねたところ、大阪・関西万博を知っていると答えた人は48%、瀬戸内国際芸術祭を知っている人は30%で、いずれも、関西を訪問したいと回答した人の中での認知度を上回りました。

日本政策投資銀行は、「四国を訪れたい人の万博や瀬戸内国際芸術祭への認知度は高いため、これらのイベントをきっかけとした誘客をはかることが重要だ」としています。