丸亀城の伐採木をまきに加工 ことしも市民に無料配布

石垣の名城として知られる丸亀市の丸亀城で、石垣の保全のために伐採した木を有効活用するため、まきに加工して市民に無料で配布する取り組みがことしも始まりました。

丸亀城では、石垣の保全を目的に伐採した樹木をまきに加工して市民に無料で配布する取り組みをおととしから行っています。

ことしも15日からまきの配布が始まり、城内の広場には事前に申し込んだ人たちが次々と訪れ、車にまきを積み込んでいました。

配布されたのは去年からことしにかけて伐採したムクノキやクスノキなどで、1世帯につきみかん箱3箱程度が150世帯に配られる予定です。申し込みはすでに定員に達しているということです。

まきを受け取った男性のひとりは「いいアイデアで最高です。自宅にピザ窯があるので、ピザパーティー用にまきを燃やす予定です。おいしいピザを作ってふるまいたいと思っています」と話していました。

丸亀市教育委員会丸亀城管理室の大林隆之室長は「木を有効活用してもらうことでSDGsにもつながるし、同時に丸亀城の石垣のことも考えてもらう機会になればと思っています」と話していました。