高松港「特定利用港湾」指定を受け関係機関が非公開で初会合

ことし3月、高松港が特定利用港湾に指定されたことを受けて、10日、関係機関との初会合が開かれたことを県が明らかにしました。この中では6月をめどに各機関が高松港の今年度の利用計画を提出する方針が示されたということです。

「特定利用空港・港湾」は、国が有事に備えて、空港や港湾を指定し、平時から自衛隊や海上保安庁の船舶や航空機が円滑に利用できるようにするもので、県内では高松港が指定されています。

県の発表によりますと10日、関係機関による連絡や調整の体制が設けられ、オンラインによる初会合が非公開で開かれました。

会合には中国四国防衛局、自衛隊、四国地方整備局、第六管区海上保安本部、それに香川県の港湾課、高松港管理事務所から合わせて14人が出席しました。

県港湾課によりますと会合では、各機関が今年度、高松港の利用を希望する日程や内容を6月をめどに提出し、今後、調整する方針が示されたということです。

政府は、この連絡・調整体制でのやりとりについて「訓練などの具体的な内容は、公にすることで率直な意見交換が損なわれるおそれがあるため、基本的に非公開を想定している」としています。