「新嘗祭」に献上するコメの種まく儀式 東かがわ

ことし11月に皇居で行われる「新嘗祭」に献上するコメの種をまく儀式が東かがわ市で行われました。

「新嘗祭」は毎年11月23日に五穀豊穣などを願って皇居で行われる儀式で、全国からコメやアワなどが献上されます。

香川県からも毎年、新米が献上されていて、ことしは東かがわ市の農家、六車数己さん(70)が選ばれ、献上米の種をまく儀式、「播種式」には県や農業関係者など、およそ40人が出席しました。

神事に続いて六車さん夫婦が、献上するコメを栽培する「献穀田」で、苗を育てる育苗箱に種をまきました。

また、池田知事や東かがわ市の上村一郎市長ら出席者も種を受け取り、育苗箱の中に均一にまいていきました。

献上されるコメはもっちりとした柔らかさと甘みがある品種「あきさかり」で、6月8日には、およそ2アールの水田で、田植えが行われることなっています。

種まきを終えた六車さんは「十分に手入れをして秋には豊作と言えるような立派なコメを作っていきたいです」と話していました。

六車さんは、9月に稲を刈り取る抜穂式を行ったあと、1.8リットルの精米を皇居に納めることになっています。