障害者の絵画を展示 アートレストラン 香川 観音寺

障がいのある人とない人のアート作品を展示して、誰もが活躍できる社会づくりを目指そうというレストランが香川県観音寺市にリニューアルオープンしました。

観音寺市で障害者の就労支援を行う団体が運営するレストラン「アートレストラン・リール」が4月27日にリニューアルオープンし、これにあわせて店内の壁には、障害のある人の絵画10点が展示されています。

このうち、うつ病のアーティストが手がけた「時計の針を戻せたら」という作品は、病気や障害の前に戻りたという思いが込められ、鮮やかな色使いで時計と老夫婦が描かれています。

また、双極性障害のアーティストの「感情」という作品は、女性の顔が喜びや悲しみ、それに、怒りにも解釈できるよう力強く描いたということです。

レストランには、ことし夏頃、障害のない人の作品も展示されるということです。

訪れた観音寺市の女性は「細部まで描かれ、色使いもよく、思いを込めた作品だと感じました」と話していました。

レストランを運営する社会福祉法人ラーフの毛利公一理事長は「カラフルな作品や、力強い作品を見てもらい、ユニバーサルな世界を感じてほしい」と話していました。