県「防災情報システム」更新に向け検討委 改善点など意見交換

香川県がホームページや防災アプリで発信する災害情報を集約する、新たな「防災情報システム」への更新に向けて、初めての検討委員会が24日開かれ、現在のシステムの改善点などが話し合われました。

香川県の「防災情報システム」は、県のホームページや防災アプリなどで発信する災害時の避難情報や警報や注意報の気象情報などを集約しているシステムで、来年度、更新の時期を迎えます。

検討委員会では、県の担当者が、県や市町の職員を対象にしたアンケートなどをもとに現在のシステムの課題や改善すべき事項を説明しました。

このなかでは、県の防災アプリについて、現在の英語と中国語、韓国語以外にも、より多くの言語で使用できるようにすることや、災害時だけでなくふだんから活用できるように機能の充実を求めることが指摘されました。

また、市や町によっては、職員が災害の情報を、市町と県の両方のシステムに登録しなければならないところがあり、双方のシステムの連携を図るよう求める意見もありました。

検討委員会では、今年度中に、新しい防災情報システムへの更新に向けた方針を取りまとめることにしています。県危機管理課の神田悠課長補佐は「災害が起きた時に、県民により迅速に情報を提供できるようにするほか、職員がスムーズに使えるように改善していきたい」と話しています。